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杜氏 二ノ宮俊一 (下野杜氏 醸造部長 酒造一級技能士)
酒造り暦 21年昭和63年より酒造りに邁進し、平成9年より第一酒造㈱の副杜氏を務める。副杜氏時代には、醸造だけでなく貯酒管理も兼務する力石杜氏(当時)の右腕となり、酒造りで最も気を使う麹造りを全権委任されたほか、経験豊富なベテラン蔵人と地元採用若手社員をとりまとめ、鑑評会金賞常連蔵の基を築き、「開華」醸造部門の実質的な責任者を務めてきた。国税庁醸造試験場(現:独立行政法人醸造研究所)や県技術センターでの研修会では常に優秀な成績を収めている。平成20年より「開華杜氏」と務めると共に「下野杜氏」に認定された。
「日本酒造りは微生物が主役。麹菌や酵母菌が活躍する場を提供するのが我々の仕事。そんな見えないミクロの仲間たちの微かな変化を感じ取れるように五感の全てを敏感にして酒造りをするように心がけています。 『飲んだ後にフワッと広がるやわらかな米の旨味、心を和ませ幸せになれ、ついついもう一杯に手がのびる』そんなお酒を造っていきたいと思っています。」
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皆川 憲二 (商品部長 酒造一級技能士 農産物検査技師)
酒造り暦 17年「開華では平成18年に瓶詰めラインが新しくなりました。清酒業界ではまだ珍しいパストライザー(びん詰め後加熱殺菌装置)を導入しました。生詰め以外のお酒は劣化しやすい熱酒充填を避け、常温で瓶に充填してから栓をして温水シャワーで瓶内のお酒を殺菌、殺菌後は低温シャワーで急冷しますので香りや風味が逃げずにお酒の劣化を防ぎます。鑑評会に出品するお酒(大吟醸)はどこの酒蔵でも同様な方法を手作業で加熱殺菌しています。『酒蔵で醸した美味しいお酒をそのままの美味しさで楽しんでいただきたい』そんな願いをこめて社員一同、日々努力しています。」
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家木 哲郎 (副杜氏 酒造一級技能士)
酒造り暦 15年「冬場は主に麹造りを、夏場は自社の水田で米造りの仕事を担当しています。酒米のルーツと言われる「雄町」と栃木県の酒造好適米「とちぎ酒14」という二品種を中心に栽培しています。『自分達が育てたお米を使って酒を醸す』酒造りの理想の型が開華にはあると思っています。また、一年に二度のモノ造りのシーズンが迎えられることに喜びを感じ、それを励みに日々頑張っています。」
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名誉杜氏 製造顧問 力石武司(越後杜氏)
杜氏歴50年。昭和47年より第一酒造㈱にて杜氏(醸造責任者)を務める。昭和58年からは冬場の醸造だけでなく、当時は全国でも珍しい、酒蔵に年間在住にて製造部門全般(醸造・製造管理・品質管理)を一貫して行う。
全国新酒鑑評会では過去20年間で11回金賞を受賞し、関東地区内では最多受賞。関東信越国税局清酒鑑評会では25年連続優秀賞など、鑑評会入賞常連杜氏として知られている。杜氏組合としては日本最大の新潟県酒造従業員組合自醸酒品評会での上位入賞も数回経験し、同組合の夏季講習会(対象者:杜氏)での講師や栃木県酒造技術者養成講座講師も務める。
平成19年2月酒類業界では唯一の「とちぎマイスター」認定。「とちぎマイスター」とは、
栃木県では技能検定1級以上に合格している技能者で特に優れた技能を有している等々の基準を満たす技能者を「とちぎマイスター」として認定しています。38職種161名が認定(平成20年現在)されていますが、食品関係での認定はほんの僅か2~3名。酒類関係では唯一の認定です。詳細は下記ご参照下さい。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/f06/work/koyou/shokunou/tochigimeister.html
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春 | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | なし | なし | なし | なし | なし |
秋 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | 3位 | ○ | ○ | なし | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
全国 | ○ | ○ | ○ | - | なし | - | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |